女性の家でトイレ!「 ラブミーテンダリー」前編 LOVE ME TENDERLY the first volume
- 2014/12/12
- ドラマ「ラブミーテンダリー」
- 書いた人 : 大塚竜也
僕はお腹が弱い。
とにかく弱い。
なのでよく追い込まれることがある。
ある日いつものようにお腹が痛くてなりふり構わずトイレを探し走っていた。
ギリギリトイレに駆け込んで、便座で唸っている時に必ずこの話を書こうと心に誓った。
腹痛から始まる作品を書こうとした時に思い出したのが江川達也先生の東京大学物語だ。
あの漫画はエロ漫画と思われがちだが、前半はギャグ漫画だ。確か一巻に腹痛のエピソードがあったはずだ。
ラブミーテンダリーを見て、何か懐かしい感じがした30代のあなた。そうですよ。オマージュです。
夏に書いた作品で、その時は女神戦記というタイトルだった。
映像と演劇を繋げる活動をしたい。とメンバーに伝えた時に中田が、だったら女神戦記と繋げるのはどう?っと言ってもらい。
そこで出来上がったのがラブミーテンダリーだ。
この作品こそ、俺がやりたかった事の始まりだ。
始まりを共有できた方。本当にありがとう。
今年は何かと葛藤のある年になった。
作品を作る難しさ、行動する強さと我慢する強さ。
スカッシュの歴史の中でも俺は一番辛かったんじゃないかと思っている。
だから、舞台版の稽古初日に俺が感じた気持ちは言葉で表せない。
小さな事だけど、一つの夢が叶った瞬間だからだ。
小さな一歩だけど、俺にとっては本当に大きな一歩だ。
まあでも、舞台版の本番はさらに大きなものになるだろうから、そうなるにふさわしい土台を作らなくてはならない。
その始まりの一歩が「ラブミーテンダリー」映像版前編だ。
たくさんの人の力を借りて、この作品が動き出せた。
絶対に最後まで飽きさせないよ。
楽しんでね。
竜也