「サラリーマンは踊る」前編 MAHOTOコラボ Dancing Office worker the first volume
- 2015/06/26
- セリフリクエスト短編ドラマ「サラリーマンは踊る」
- 書いた人 : 大塚竜也
まず最初に言っておこう、NGシーンあるんだがセカンドに編集してる余裕がなくて、隙間男2の撮影が終わったらセカンドチャンネルに流します。
見たい人は劇団スカッシュのセカンドチャンネルも登録しておいてね!
はい、ここから今回の「サラリーマンは踊る」の話
企画の最初は「マホト君とコラボしよう」と立ち上がった。
マホト君とはメグさんのミカエラドッキリ以外動画で絡んだことはない。
会うとお話する程度の仲だった。
マホト君はもともと「お芝居してみたい」と言ってくれていて、いつか誘いたいと思っていたから、ここだ!と踏み切った。
動画は昔から見ているので結構やんちゃなイメージだったが、初めて二人でお茶しに行った時にイメージがガラリと変わった。
物腰が柔らかく、何よりかわいい。目尻のシワなんか萌えだ。
後輩からしたら怖い先輩なんだろうけど。笑
マホト君がオッケーをくれて、企画が動き始めた。
何を作品にしようかな…と考えていた。
もともと「サラリーマンは踊る」って作品はトレーラーでも言った通り何年も前にコントの為に作った作品だ。
コントでは
「ダメなサラリーマンの踊りを興味本位で観に来る上司達が馬鹿にしまくるが、それでなんとなく会社の雰囲気が良くなっていく」
と言う、コントらしからぬ良い設定(自画自賛)で、その時の重要な二曲を聞いた時に、ああ、この作品をやりたい。と思った。
iTunesのおかげだ。たまたま、二曲が流れたんだけど。
SUEMITSU & THE SUEMITHのアレグロカンタービレって、なんかのだめカンタービレってアニメの主題歌になってた曲と、Bratcoreって曲名のアーティストはわからない洋楽。
コントはこの二曲を聴いて作った。
この時期、隙間男2の企画も同時並行で進行していて、もうめちゃくちゃ忙しくて頭もぐちゃぐちゃで、新しい作品書くよりやりたい昔の作品書き直そう!って自分の中でなって、そしたらこれがやりたい!って思ってからが地獄の始まりでした。
話を書き直すってある意味、話を一から考えるより大変で昔の思い出がこびりついてるから、そこからの脱却とまず戦うことになる。
新しい作品に描き直すんだ!って心を強く持ってまず、曲を探し始めた。
幸いすぐに、ゲスの極み乙女の「crying march」って曲の
「俺は実は凄くてさ、本当はもっと違うんだ。恥ずかしくって情けなくって泣いて踊るんだ」
って歌詞でああ、これだ。と。
そしてもう一曲。実はもう作ってもらっていた「Lead My Self」
これは何故もう作ってもらっていたかは、隙間男2と関係があるのでまた書くとして(書く余裕があれば)
「Lead My Self」の話はまた出すので後にして、この二曲を中心にプレイリストを作り、話を考え始めた。
話の事を書こうと思ったんだが、ものすごく後半のネタバレが出るので、後半の日記で書きます。
後半まで是非見て、この作品は本当に後半の為の前半だから。
まあ、普通そうなんだけどw
今回は祐也の役が重要で、衣装のはるみんにテクノっぽいイメージ!って伝えて、作ってもらった衣装は俺の度肝を抜いた。
ここまでありがとう。っと思った事はない。
祐也の役が完成した瞬間だった。
作品内の会社は一応企画制作系の会社のイメージでそれも凄く良かった。
でもやっぱ、普通じゃない所をアクセルベタ踏みでぶっ込める人なんだな、はるみんは。
頭おかしい。
んで、気持ち悪さをさらに深めたくて、後ろのダンサーは若い女の子に頼もう!っと思い高校性の女子二人をダンサーに頼んだ。
さゆちゃんとリナちゃんはもともとダンスやってたので俺が考えた振り付けをいとも簡単に1日で覚え完璧に踊って見せた。
女子高生とダンスの日は楽しかったよ。
色々な人の助けで出来上がった、祐也の役はダサいからすげーカッコイイ役で、俺が一番憧れているというか、俺はああいう人でいたいという願望の役だ。
まあ、後半をお楽しみに。
主題歌「Lead My Self」の話。
もともと、デモでくれた曲のキーが高くて(色々、理由があって…)
ほぼほぼ完成!って言って財部さんがくれた曲のキーが低くなっていて、俺のイメージと変わってしまっていた。
イメージでは熱い感じだったんだけど、完成された曲は結構大人な雰囲気になってしまっているような気がして…
曲は財部さんの分野なのに口を出すのもどうかと思ったんだけど、そこまで一ヶ月くらい共にしたその曲をどうしてもあきらめる事ができず、作り直してくれ…とお願いしてしまった。
ラベ氏(ここから財部さんはラベ氏と呼ぶ)だって思う事はいっぱいあったと思う。でも、オッケーしてくれて、俺も一緒にレコーディングに行きたい!と無茶を言い。ラベ氏もそれがいいと思ってました!みたいなことを言ってくれて地獄のレコーディングに入っていく。
マジな話、俺は険悪な雰囲気だったと思っている。
当たり前だ。作ってくれた曲にケチをつけ、想いが届かない!みたいな事を俺はいい。ギターの音圧が来てたのに来ない!みたいなお前は誰なんだ!?みたいな事を俺は自分の思うがままに言った訳だから。
んで、レコーディングに入った時のラベ氏の緊張感。集中力。
靴脱いで。携帯いじって。なにしてんのかと聞いたら、想いを高めるために写真を見て気持ちを作っていると…
俺も邪魔しちゃいけない…と思い、靴を脱ぎ、俺も気持ちを高めた。
意味ないけど。
俺歌う訳でもないし。
いちいち聞かせてもらい。口を出させてもらい。
嫌われたな…と思った。
俺はそういうところがある。
納得いくまでゴリゴリいくところがある。
まあ、でも、ありがちな事だ。と思い諦めてる部分もあった。
ラベ氏はマジでスゲェ奴で、結局俺がピーピー言ってるのも全部こなした上で何事もなかったかのようにフラットに接してくれる。
俺はマジでスゲェ奴だと思い、結局「Lead My Self」は俺の中の本当に大切な曲になった。
そんな意味でも「サラリーマンは踊る」を作って良かった。俺はこの曲に飽きる事はない。
後半は演技の話と台本のお話