「君、平等で然るべき」パッケージ公演を終えて

どこから始めようか、考えていたんだけど。
悔しかった話から始めるね。

初の地方公演。大阪公演。
物凄く楽しかったけど、物凄く悔しかった思い出をここに書きます。
嫌な方は日記読むのやめてください。笑

めっちゃ前提に、音響はスカッシュのスタッフのH君に。
照明は劇場にいるスタッフさんにしてもらう事は決まっていた。
照明のきっかけはたったの7つだけ。

劇場入り前日、劇場見学に行って
「明日は照明をこうしたい。客席をこうしたい」とか劇場のスタッフさんに説明して、当日自分達でセッティングするつもりだった。
しかし、当日劇場に着くと、全てのセッティングが終わっていて、なんてステキな劇場の方達だろうと浮かれていました。

しかしこの後、事件が起きる。

場当たりと言う、音響、照明のキッカケ練習の時だった。
片方のスピーカーの音が出なくなって。
劇場側の音響設備がおかしいので、劇場のスタッフさんが照明の場当たりを中断してスピーカーを直していました。
全然なおらないので、一度場当たりを最後まで終えたい事を伝え。
片方のスピーカーでなんとか場当たりを終え、最悪片方のスピーカーでいけばいい!と気持ちを強く持ち。照明の場当たりも済ませました。
でもどうにかして欲しいから、少しだけ昼の受付開始、開演時間を押させてもらって。スピーカーの音が回復して。よし。と思って本番へ。

よし、と思って挑んだ本番の照明は散々なものだった。

照明きっかけ7つしかないのに一つもうまく行かず。
劇場側のスタッフは全然うまく稼働せず、照明は消えて欲しいところで消えず、ついて欲しいところではつかなかった。
場当たりしたのに、なんの意味があったんだ。
昼ミスった時点で「もう、ミスらないでください。Hくんと一度完全にさらってください」と強く言ったのに夜の方が多くミスってた。
Iくんにやってもらえば良かった。と痛恨のミスをめちゃくちゃ悔やみました。

そもそも劇場のスタッフを信用せずに自分のところからスタッフを連れてくるべきだった。
関西への移動費と宿泊費考えてスタッフがいるのは素敵だ。という考えは甘すぎた。

勉強になった。とか思いたい部分もあるけど、勉強なんてしてる場合じゃない。
今回の本番は今回だけのものだ。
今回見にきてくれたお客さんは今回しか見ないかもしれない。
俺達がどんなにいい演技しても、情けない照明を見て素人軍団か。と思われたかもしれない。
悔しい。
打ち上げでは悔しすぎて気持ち悪くなりました。
不甲斐ない部分書いてごめんなさい。大阪公演見に来てくださった方、嫌な気分になったらごめんなさい。
自分たちのせいです。
戒めのために書きました。
もちろん、内容に関しては大阪公演、東京公演ともに素敵にできたと思っています。
それはお客様の皆さんが素敵に見てくれたからです。
用意した台本とか、稽古した量とか、それも必要なことだけど、俺たちが楽しめたのは、完全にみんなのおかげです。ほんとに経験を積めば積むほどそうだなーって思う。みんなのおかげで楽しかった。だからこそ完璧を求めたかったし悔しかった。
また、絶対大阪行きますので、その時の成長を見てください。

ここからは公演の話を。

「忘れていく事」をテーマにしたい。と思ったのはいつだったのか忘れた。
結構最初の段階で「忘れていく事」を書こうと思い、オープニングを書いた。
折角だから最初にボツになったオープニングだけ貼り付けます。

忘れていく。
忘れていくんだよ。どんどん。
空は青くて、蝉が鳴いていて。
変わらずに太陽は燦々と輝いて肌を焦がす。
でもそれがいつのだったのか。
今の事はわかるけど、去年の太陽のことも、空のことも蝉のことももうどんなだったか覚えてないんだよね。
うなじのところに日焼け止めを塗るの忘れて、酷い事になった年があるんだけど、あれはいつだったっけ。
忘れていく。
俺はね。初恋の人の名前も思い出せないんだ。
初めて付き合った彼女と最後に交わした言葉も思い出せない。
そうやってどんどん忘れていって。
寂しくなるんだ。
でも、だから、今を。
今を焼き付けたい。
こぼれ落ちていく、俺の記憶を。君の記憶を。誰にも止めることはできないけど、
今を鮮明に、今の俺を強烈に焼き付ける努力をしたい。
努力がしたいんだ。
あれはいつのことだったか覚えてないけど。
暑すぎるほど暑い夏の、とある今日の俺を君は覚えてるんだ。
俺のふとした言葉を、ふとした表情を、強烈に覚えてる。
なぜかわからないけど覚えてる。そんな日にしたいと思ってるんだ。
息を吸って、息を吐く。
息を吸って、息を吐く。
息を吸うとお腹が膨らむんだ。息を吐くとお腹が元に戻る。
空気が入ってるんだ。今、ここに。
これを、振動として、外に出す
「あーーーーーー」
こんな振動で感動する日だってある。
声を出すという単純作業を思い出して、深く理解して、心が動く日があるんだ。
単純だけど複雑な。理解出来ているようで構造のことなんか少しもわからない。
そんな矛盾の中に生きている事を、忘れている事を今日は思い出して、そしてすぐ忘れるんだ。
心が動かない日があるから、心が動く日が。
一歩踏み出すのが怖い日があるから、一歩踏み出すことが。
今日のことは忘れない日にしたいけど、すぐ忘れるんだ。
でも俺たちの中には刻み込まれてるんだ。そんな日にしたいんだ。

当時書いたのからまた少しカスタムしちゃったけど笑
まあ、これです。

ほんとは
1.オープニング
2.コント
3.君平等で然るべき
4.即興
5.エンディング

って形で進行したかったんだけど、
「君、平等で然るべき」って言う演目の力が凄すぎて、なんか引っ張られて上記に書いた言葉の意味がよくわからなくなってしまう事が問題となり。
何度見てもオープニングから「君しか」に入れるビジョンが浮かばず「君しか」から始めるしかない。と覚悟を決めた。

その後も、何度も「君しか」に寄り添ってエンディングを書いたんだけど、よくわからなくてエンディングとしては使えず。

「ディベート」が思いついた後に、「君しか」とは全く別にエンディングを書く事に決めた。
「ディベート」で勝った人に当てて言葉を作った。

「忘れていく事」は俺の歳にはすごく感覚としてリアルで今書きたい。と思っていた。
ほんとはもう1つ組み込みたいテーマがあったんだけど、無理でした。
俺の想いとあなたの想い。の差を書きたかった。
俺のこれだけやってるんだから!と君のこれだけやってるんだから!の間には差があってそこは埋まらないんだなーと思いつつ、そこを掘り下げたいなーと思ったんだけど、またいつか。

たまたまこの夏、ちょうど「忘れていく」のテーマに沿った出来事があって、それ東京公演の当日パンフレットの挨拶に書いたけど抜いた。
今ここに貼り付けますね。

P.S
これは個人的な事なんだけど、この夏俺が一番心動いた事だからここに書いとくね。
開演まで時間を持て余してる人だけ読んでね。笑

友達の息子(小6)を1泊2日で預かったんだけど、そいつ不登校なのね。
俺そいつに学校行かなくていいって言ったんだけど、やっぱり学校行った方がいいや。
行った方がいいと思う。
間違えた事言っちゃった。ごめん。
普通の道から離れるのは大変な事なんだ。
お前じゃ何が大変かわからないと思うから、行けるなら行った方がいいと思ったよ。
お前が学校行かない事を親も覚悟せなにゃならん。親もお前と同じように凄く苦しい。
でも、親に苦しい思いさせても、どうしても無理なら行かなくていいよ。
たくさん考えて。ゆっくり生きよう。キャンプ行こう。
お前は稽古場見学に来たいって言ってたのに、冷房ついてないなら行かないって言ってたよな。
舐めんな。って思ってたけど、結局ついてたよ。冷房。それもごめんな。
あと将棋やる時は集中しろよ。勝負の最中にテレビ見てて俺に勝てるわけねえだろ。

なんの話なんだ。って思うでしょ。俺もだよ。
夏って事。夏の日記。
公演に全く関係ない事書いてごめんね。笑

これを削除したのは本当にみんなこの話聞かされても何のことだろうってなるなーと思って消したんだけど、
俺にとっては凄く面白い体験で、この子と遊んでる時にずっと自分が小6の時を思い出してたんだけど、全然思い出せなくて。
ずっと一緒にいたら段々、なんとなく思い出してきて、記憶の凄さと曖昧さを痛感したのね。
俺も学校行きたくない時あったなーとか、あの時とにかく親は休ませてくれなかったなーとか。無理矢理風邪ひこうとしたなーとか。
段々思い出してきて。
小6の時から俺はテレビに出たいと思ってたから、こいつとは少し違うかなーとか。
だから思い出す事と忘れる事にもう少し色つけたかったんだけど、ユーモアとのバランスであのエンディングになりました。
俺的には気に入ってます。

最後に。
何度も言いすぎてみんなはもう飽きてるかもしれないけど、言い続けるね。
貴方のおかげで東京公演も初地方公演出来ました。
ほんとに何度ありがとうと言っても足りないくらいです。
俺たちはまだ大して売れてないけど、もうおじさん達だけど、それでも俺たちの何かが貴方の背中を少しでも押す手伝いになれば。
これ以上嬉しい事はないです。

こんだけ。
ほんとにありがとう。
大好きです。

竜也

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